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ストレスチェックの集団分析は職場改善に有用ですが、人数が少ない部署ほど個人特定のリスクが高まります。とりわけ10人未満の集団は、扱いを誤るとプライバシー上の問題に発展しやすい領域です。
厚生労働省の案内でも、10人未満の集団分析では個人特定につながらない方法を取るよう求められています。どのような工夫が有効か、具体的に見ていきましょう。
First View Guide
表示方法
避けたい扱い
個票を連想できる出し方
安全な扱い
平均値など特定しにくい表示
分析単位
避けたい扱い
部署を細かく切りすぎる
安全な扱い
複数部署を束ねて扱う
属性別分析
避けたい扱い
役職や性別で絞り込みすぎる
安全な扱い
条件を増やしすぎない
共有方法
避けたい扱い
誰の結果か探る会話になる
安全な扱い
改善策に集中した対話にする
制度全体を整理したい方は、関連記事と一覧ページもあわせて読むと全体像をつかみやすくなります。
人数が少ない部署では、役職や性別、勤務形態などの情報と組み合わせるだけで、誰の結果か推測できてしまいます。
集団分析の目的はあくまで職場改善であり、個人のあぶり出しではありません。この原則は絶対に崩さないでください。
厚生労働省の案内では、10人未満の集団で分析する場合、すべての合計点について集団の平均値だけを求めるなど、個人特定につながらない方法を取るよう求められています。
さらに指針では、分析単位が10人を下回る場合の結果提供について、全員同意を得るという考え方も示されています。
見落とされやすいのが「10人」の数え方です。実施マニュアルは、これを在籍人数ではなく受検者数(有効なデータ数)でカウントするとしています。対象集団に所属する労働者が10人以上であっても、実際に受検した人数が10人を下回った場合は、集団分析の結果を事業者に提供してはいけません。この場合は、より上位の大きな集団単位で集計・分析するなどの工夫が必要です。
実務上は、部署単位ではなく複数部署を束ねる、属性別分析を避ける、平均値のみを使うといった工夫が有効です。
ここで注意したいのは、分析結果を現場へ返すときの場の設計です。「誰のことか」を探る会話にならないよう、運営の仕方をあらかじめ決めておいてください。
小規模事業場では、部署単位に切っても人数が足りないケースが珍しくありません。無理に細分化するよりも、改善に使える範囲で集約した単位にする方が安全です。
できますが、個人特定を防ぐ方法を取らなければなりません。平均値のみを使うなどの工夫が有効です。
一律にできないわけではありません。ただし、個人が推測されないよう分析単位と表示方法を慎重に設計してください。
受検者数(有効なデータ数)で数えます。在籍が10人以上の部署でも、実際に受検した人数が10人を下回った場合は、集団分析の結果を事業者に提供できません。上位の集団にまとめて分析するか、受検率を上げてから確認してください。
個人特定につながるおそれがあるため、慎重に判断してください。平均値のみの利用や分析単位の集約が効果的です。
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本記事は制度理解のための一般的な解説です。実務判断の際は、最新の 法令・通達・所轄労働基準監督署の案内をご確認ください。